エディ・ヘイウッド・トリオ

トリオ(紙)
医者にもっと体を動かしなさい、とアドバイスを受けている手前、帰宅時は駅から自宅まで20分ほどの道のりを出来るだけ歩くよう心がけている。このウォーキングのお供はもちiPod。なので数多あるといえば大げさだが、所有するCDをせっせとiTunesでACC化、iPodに取り込んでいるわけ。昨晩はこのCDを取り込んだのである。購入したのはかなり以前のはず、単に帯に書かれていた「ビリー・ホリデイの絶頂期の伴奏でも知られる、」のコピーに惹かれたのが購入の動機、長く放ったらかしておいたもんだ。なのに冒頭の「ヘイ・ゼア」を聞いただけでもういけません。まかり間違えば、カクテル・ピアノかと見紛うところはあるものの、甘く切ないマイナーチューンは誰にでも奏でられる音ではなかろうて。ビリー・ホリデイ全盛の頃から現役で務めてきただけに、この1955年の録音は正に円熟の境地に達していたということか、拾い物であった。このCDは良いよ。