石造物巡りー飛鳥行

ネギぼうず

まずは近鉄橿原神宮前駅よりバスで甘樫丘まで、そこからはずっと徒歩で界隈を巡ったのでありました。
甘樫丘の山頂は飛鳥の地を一望できる展望ゾーン、これが中々に絶景である。

北から西にかけて大和三山が眺望できる。向かって左から、畝傍山耳成山、天香具山の順。畝傍山の向こうに薄らと映えるのは二上山
甘樫丘を下り、水落遺跡→飛鳥坐神社飛鳥寺と移動。飛鳥寺は日本初の寺院として由緒正しく、かつては飛鳥一の寺であったという。時を経るに従って衰退し、現在の地所は狭く、往時を偲ぶべく雰囲気でもない。飛鳥大仏を拝むため、本堂を拝観する気にもなれない。それよりは、隣接する入鹿の首塚に惹かれる。惨殺された後も中大兄皇子追って浮遊したという蘇我入鹿の首を埋めた場所らしい。大化改新ミステリーですな。石の五輪塔です。

ここから本日の主目的となる酒船石遺跡へ。
ここの亀形石造物が発掘されて以来、知名度において、遺跡の名称となる酒船石を遥かに凌駕した感がある。
「今後の保存、維持管理のため、300円いただいております。」
こういわれては仕方ないというか、基本的に、寺の拝観料と社寺の賽銭にしても、建物、文化財の保存、維持の足しになるならと、個人的には納得しているわけだから、OKです。

本音は、下手に維持管理というよりも、学術的な調査が終了しているのなら、再度埋め直してしまえばと思う。ものは異なるけど、高松塚古墳の例もあるしね。
岡寺で小休止、エエ感じのお寺ですね。さらに、石舞台古墳に至る。ここは特に人が多い。

聖徳太子所縁の橘寺ですが、本堂には神社でよく見かける鏡が置かれていまして、ひどく???。神仏混淆ってことでしょうか?
橘寺→亀石ときたところで、17時をまわっている。この先の石巡りと高松塚古墳は次回のこととして、近鉄岡寺駅に向かい、帰宅の途に着く。疲れた。
天気は良好なるも、これが5月の陽気であろうか、暑い。日差しも半端でなく、先日の魚釣りで焼けた腕にさらに駄目押し、水ぶくれができておる。
休日なので、どこも人出が多いのよ。飛鳥巡りは、ウイーク・デーに休みをとって往くのがよろしかろう。