「渡された場面」松本清張

渡された場面 (新潮文庫)
電車での往復2時間ちょいの移動時間を利用して後半を一気に読了、けっこう面白かった。大作や代表作の部類ではないけれど、その分ページ数もそこそこ(300ページほど)で、手頃に読みやすし。福岡で暮らした時期に、福岡や佐賀の舞台となる場所を本格的に訪れた訳ではないが、それなりに想像でき、そういった意味でも楽しめた。近年、光文社のカッパ・ノヴェルスで短編集が復刊されたのを契機に、松本清張の小説を読み返している。新しい視点で楽しめたりして、清張さんはヤッパ偉大やなと改めて感じ入る。もっとも分厚いのは敬遠がち、これは未読でありました。
来月半ばに福岡出張の予定。
本日、翔泳社の「はてなの本」購入しました。