飛鳥行

益田岩船

とは言っても、やや変則的なコースとなる、益田の岩船を見たかったのである。最近のガイド本では、詳しい解説もなく、地図上に記述されていたらマシな方。長らく気にかかっていたものの重い腰は動こうとしなかったのが常のこと、この連休全日を無為に過ごすのもどうかと一念奮起、同地に赴いた次第。
近鉄吉野線岡寺駅にあった「てくてくマップ」に従い、住宅街をいけば、すぐに益田岩船の表示が。いわゆる巨石造物なんですが、占星台説、物見台説などとその用途、建造目的は未だ謎。 こういうミステリアスな事物には何か惹かれてしまいます。松本清張がその著作「火の路」にて披露する、高砂市の石の宝殿、生石(おうしこ)神社にある巨石石造物との併せ技で展開する仮説はぶっ飛んでいて実に興味深い。
ぜひとも、宗像教授の説も拝聴したいところ。
その後は、マップのコース通りにマルコ山古墳までの道を往く。台風から日もあいていないので、ぬかるんだ山道にはまいったが、竹林、桧林と木漏れ日の中を歩くのは久しくなかったこと、何となく心地良し。林を抜けて陽のあたる場所に出た時の落差は小さな驚き、ホント気持ち良かった。さらに田舎道を歩き、最後は櫛玉命神社へ。鬱蒼と生茂った小さな杜の中に拝殿があり、小さな神社ながら如何にも神布留の地といった雰囲気。櫛玉命をチョコッと調べてみますと、ニギハヤヒノミコト饒速日命)に通じるみたい。長髄彦、大物主命なんて記述もあり、これはこれでまた面白そう。
そのまま、飛鳥駅まで歩き帰途に着く。
天王寺と梅田のソフマップを覗くも、コンボドライブのimacG5(一番安いの)はなし、次回入荷未定となっている。今かなりその気になっているのだか・・・。