出張中に届いた3本
明日に向かって撃て/ジョージ・ロイ・ヒル監督
こんな名作を低価格で、20世紀フォックスもやってくれるもんです。
ニュー・シネマって言葉も今は昔。良い映画がようさんありました。私自身は若干後追いで体験したのですが。エンディングのショットはビカイチ、「俺たちに明日はない」の凄絶さとは対局ながらも良い勝負か。
何時の時も面白い映画を提供してくれたね、この監督は。今やこの世に無いことが惜しまれる。何よりも「スローターハウス5」のDVD化を切に希望する。
バート・バカラックの「雨にぬれても」は私の十八番、カラオケのお話ですが。
史上最大の作戦/ケン・アナキン監督、他
こんな珍作を低価格で、20世紀フォックスもやってくれるもんです。
当時20世紀フォックスの社員だった水野晴夫さんがつけたという邦題が素晴らしい。
ええ年になって以降、何故かノンフィクションの戦記物を読むようになった。この映画は、原作がノンフィクションであっても、お馴染みの俳優がわんさか登場するため、リアルさに乏しかったりする。
面白いけどね。
サウンド・オブ・ミュージック/ロバート・ワイズ監督
こんな迷作を低価格で、20世紀フォックスもやってくれるもんです。
ファミリー映画はどうも苦手。
ならば、何故入手する?
監督はロバート・ワイズやし、リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタインのミュージカルがベースやからねと。ウエストサイド物語の社会性をかなぐりすて、こちらはグッと健康的。ナチスに荷担する面々も何気にやさしげ、メルヘンチックなストーリーにはいささかげんなり。面白いけどね。
とはいえ、なんといってもコルトレーンでしょ。個人的には、「ヴィレッジヴァンガード・アゲイン」のトラックがベスト。「マイ・フェバレット・シングス」のお話ですが、エエッ。