幻の1592番

BlueNote1500番台にあって1592という正式な番号も振られていたのに発売はされず、長く日の目をみることのなかった「ソニー・クラーク・クインテッツ」。そんな逸話にうち震え、ひどく有り難がったりした頃が懐かしい。やや、苦笑を交えつつ。
今となっては、廉価CDで購入できてしまうわけだから、「幻」との形容詞はあてはまろうはずもない。ソニー・クラーク同様、マイナー・チューンを身上とするケニー・バレルが参加した未発表セッションの３曲に加え、「クール・ストラッティン」からのアウト・テイクが２曲。拾遺集的な印象を受けるが、いずれの内容も秀逸。
BlueNote1,500円盤３枚購入で１枚プレゼントってキャンペーンで、計４枚分のシールをため込み応募したのが、先日届いとりました。他の３枚は、

「Dial "S" for Sonny」　Sonny Clark BlueNote1570

「Lee Morgan Vol.2」 BlueNote 1541

「Off To The Races」　Donald Byrd BlueNote 4007

この廉価版シリーズ、継続されるよう。来月には、カーティス・フラーの「The Opener」とかジョニー・グリフィンのがあるみたい、買い直すこととしよう。ジャッキーの「Demon's Dance」とかもね。