プレイ−獲物−/マイクル・クライトン

プレイ―獲物〈上〉 (ハヤカワ文庫NV) プレイ―獲物〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
文庫本になってたので購入、昨日読了したとこ。
ナノテクというのはようわかりません。最新のハイテク情報を題材に、通俗な面白小説を設えてしまうことにかけて、この作家、もはや独擅場の感がある。今回も、それらしい考証というか、記述に魅せられ、騙されてしまいそう。
スライム、人食いアメーバもしくは、クーンツの「ファントム」みたいなのを予想していたものの、これは肩すかし。それでもえろう変わらんと思いますが。
面白いけどね、初めて「アンドロメダ病原体」を読んだ時に覚えた感慨には、到底及ばず、残念。次回の壮大なるはったりに期待するのだよ。