衣替え

http://www.asahi.com/culture/update/0917/011.html
今更どうでも良いんですが、オープン当初の数年は、お目当てのジャズメンが来るごと、通い詰めたもんです。
昨今、コンテンポラリーなジャズにはしかとしがち。カーメン・マクレイも、ヴァーチュオーゾージョー・パスも、ジミー・スミスだって鬼籍に入り、古い人はめっきり来なくなった。今じゃジャズ以外のジャンルのプログラムが多くなったりで、自然と足は遠のくわな。
アート・ブレイキーの悲報が届いた直後、当スポットで出演していたフレディ・ハバードのセットは最高だった。通常は1時間ほどで終わるはずなのだが、その土曜日の21時半過ぎから始まった演奏は、東京〜大阪を巡る公演の最終セットでもあり、ブレイキーの死に寄せる想いがそうさせたのか、日付が変わっても止むことなしに延々と熱いプレイが繰り広げられることに。
内容は、さながらフレディ・ハバード版VSOP。中盤、ベーシストがエレキ・ベースに持ち替えたあたりで、ピアニスト(ベニー・グリーンだったと思う)が露骨に嫌そうな顔を見せる、始まったのはCTI時代のフュージョンナンバー、なるほどなるほど。
終盤は、もちろんのこと「チュニジアの夜」に始まるメッセンジャーズの十八番ナンバーをガンガンと、ホント凄かったよ。ブルーノート大阪では、そんな良い体験をさせてもらったのだった。
フレディといえば、病気を患い、長く一線を退いているように聞いているのだが、どうしているのか。